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ノーコード開発とは?現場から始める製造業の効率化、メリットや注意点も解説

執筆者BUSINESS SOLUTION WEB 編集部
2022.07.22

IT技術の発達に伴い、ソフトウェアの開発手法も多様化しています。中でもエンジニアレベルの専門知識がなくとも開発に着手できる「ノーコード開発」は、業種・業態を選ばず、さまざまな企業で導入されるようになりました。

本記事では、ノーコード開発のメリット・デメリットについて解説します。効率化するポイントや注意点にも触れるため、今後導入を検討している場合はぜひお役立てください。

ノーコード開発とは?

ノーコード開発とは、文字通り「プログラミングコードを書かずとも開発できる手法」のことを指します。

テンプレート画面上でドラッグ&ドロップするだけで優れたUI/UXデザインを作れたり、搭載したい機能を選択するだけで効果的な動きをするプログラムを設置できます。そのため、プログラミング知識のない人や、エンジニア不在の企業に広く支持されるようになりました。

特にWebサイト・Webアプリケーションの開発と相性がよいことで知られており、導入企業数は年々増加しています。

ノーコード開発と他の開発方法の違い

ノーコード開発と混同しやすい言葉として、「ローコード開発」と「RPA」があげられます。

下記では、それぞれの違いや特徴を解説します。ノーコード開発ならではのメリットを知るためにも、まずは基礎知識をつけていきましょう。

ノーコード開発とローコード開発の違い

ノーコード開発とローコード開発は、エンジニアやプログラマーがいない環境でも開発に着手しやすい手法である点で共通しています。

ブロックを積み上げるような感覚で、Webサイトはもちろんグループウェアなども開発できます。完成後の改修や拡張によって、機能性を向上させることも容易です。

しかしローコード開発は、状況に応じてプログラムコードを書く必要があります。基本的にはGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)による直感的な操作のみで開発できますが、あくまでも工程を省略するのみだと理解するのがよいでしょう。

ノーコード開発は、基本的にコード記述に関する知識が全く必要ありません。ローコード開発以上に、開発のハードルが低い手法なのです。

ノーコード開発とRPAの違い

RPA(=Robotic Process Automation)とは、ロボットが人に代わって自動的に作業をする技術・ツールのことを指します。表計算ソフトの入力やクリックなど、ルーティン業務の簡略化やスピード化に貢献することが特徴であり、あらかじめ作業上のルールやフローを登録しておく必要があります。

プログラミング知識が要らないという点でノーコード開発と共通する部分はありますが、そもそもの用途が異なることに注意しておきましょう。RPAは業務効率化のためのツールであり、ノーコード開発はコーディング知識ゼロでアプリケーション開発をするための手法です。

業務を自動化するためのルールやフローをプログラミングする際は、ノーコード開発やローコード開発の環境を利用することがあります。このことから、RPAとはノーコード開発やローコード開発のツールの1種とも言えるでしょう。

参考:https://project.nikkeibp.co.jp/jpgciof/atcl/19/00003/00008/

ノーコード開発のメリット・デメリット

ノーコード開発のメリット・デメリットについて解説します。主に製造業で導入するシーンを想定するため、該当する業態の方はご確認ください。

ノーコード開発のメリット

ノーコード開発のメリットとして、プログラミング知識がなくても開発に着手できることがあげられます。プログラマーやエンジニアではない現場担当者でもシステムの開発ができ、専門部署の負担を軽減しやすくなるでしょう。

従来は専門知識を有する部門や社外に依頼する必要がありましたが、ノーコード開発なら現場で働く当事者が自分たちの業務フローに最適な機能のみを選べます。結果、開発にかかる工数とコストを削減でき、パフォーマンス向上につながります。

また、開発に関するメソッドを自社に蓄積できることも大きなメリットです。社員全員が開発者視点のスキルを蓄積することで、ITリテラシーの高い企業として成長しやすく、ノウハウを活かした次なる開発に着手することもできます。

ノーコード開発のデメリット

ノーコード開発のデメリットとして、大規模な開発・複雑な開発には対応できないことがあげられます。何十万人が同時に利用することを想定したシステムの開発をしたいときには、ノーコードツールに搭載されている機能だけでは不十分であることが多いのです。

無理に開発しても、想定通りに動かなかったりシステムがダウンしたり、トラブルの元となることも出てくるでしょう。自由度・拡張性も低いため、自社に合ったノーコードツールの選定が欠かせません。

下記でおすすめのツールをいくつかピックアップしていますので、自社の開発目的と照らし合わせながら参考にしてみてください。

ノーコード開発におすすめのツール

最後に、ノーコード開発におすすめのツールを紹介します。

複数のツールがあるなかでも特に直感的な操作がしやすいツールを優先して取り上げているため、「自分でも開発ができるのだろうか」と不安な方ほどチェックしてみてください。

Glide

Glideは、アメリカで誕生したアプリケーション開発用ツールです。Google社が提供しているスプレッドシート上でデータベースを管理するため、普段使い慣れているツールを使って開発したいシーンに便利です。

テンプレートも豊富に搭載されており、デザイン性も重視できます。従業員情報・顧客情報・在庫情報など、社員同士の情報共有システムの構築と特に相性がよいことで有名です。

参考:https://www.glideapps.com/

Adalo

Adaloは、カスタマーサポートが手厚いノーコードツールです。チャットやメールによるカスタマーサポートが充実しており、万が一開発に悩むことがあっても気軽に頼れます。すでにAdaloを利用している人で形成されるコミュニティもあり、質問・疑問をユーザー同士でスピード解決できることも魅力です。

Google PlayストアやAppストアにアプリを公開できる機能もあり、多くのユーザーに活用してもらいたいシステムの開発に役立ちます。

参考:https://www.adalo.com/

Platio

Platioは、業界別に豊富なテンプレートが用意されているノーコードツールです。業務用モバイルアプリの作成に特化しており、主に社内向けのシステム開発に使われます。日時報告・点検報告・週報・安否確認など、シームレスな情報共有の助けとなるシステムを開発したいときに活用してみましょう。

また、モバイルに特化した仕様であることも特徴です。スマホひとつでシステム開発ができるという斬新さも、Platioならではです。

参考:https://plat.io/ja/

Node-RED

Node-REDは、電子工作などの用途で良く用いられるオープンソースのノーコードツールです。ハードウェア・デバイス・API・クラウドサービスなどを線で結びながらフローベースの開発ができます。

拡張機能が豊富であり、IoTに代表される製品・サービス作りにも役立ってきました。設定・管理・運用を自動化できるオーケストレーションシステムを作りたいときは、ぜひ試してみましょう。

参考:https://nodered.org/

ツールの比較・検討からスタートしましょう

ノーコード開発とは、プログラムコードを書くことなく誰でも簡単にシステム・アプリケーションの開発ができる手法です。現在は多数のノーコードツールが提供されており、自社に合ったツールを選定すれば、簡単にアイディアを具現化できます。

まずは今回紹介したノーコードツールを参考に、いくつかのツールを比較・検討するところから始めましょう。システム開発部の負担を軽減したい企業や、システム開発に関する外注費用を削減したい企業には、特におすすめです。

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